potecochangの日記

英語ができないアラサー既婚女が単身アメリカに転職する話

アメリカに半年住んで思ったこと

こんにちは。ポテコです。

前回投稿してから半年も経ってしまいました。

それだけ毎日があっという間に過ぎたということで、気づけばだいぶ時間がたっていました。

なので、ここで半年アメリカに住んでみて思ったことをまとめてみようとおもいます。

 

① 英語は下手くそでもなんとかなる

西海岸、とくにサンフランシスコにすんでいるからか、とにかく移民が多いです。スパニッシュ、アジア系、インド系と本当にいろんな母国語の人たちがたくさん。なので、英語が第二言語、という人たちがとても多い。つまり、みんな英語がそんなに上手じゃありません。でも、ここで大事なことは、どれだけ上手に話すか、ではなく、何を話すか。聞き手も下手くそな英語に慣れている人が多いです(東海岸は違うらしいけど)。なので、頭で考えずにとにかくしっている単語で話す、堂々と話す、目を見て話す、これでだいたいイケることが判明しました。英語を話すと別人格になる人も多いらしい。とにかく誰もあなたの発音なんて気にしてないので、思い切って声に出すことが大事です。

 

②プラスチックには過敏なのに紙には容赦ない

特にサンフランシスコはエコ意識がとても高く、スーパーでも袋は有料(しかも紙)、ストローは竹か紙製、持ち帰り用のBOXも紙製、ついには空港で水のペットボトル販売を禁止するほどプラスチックに厳しい。日本のコンビニでは買い物するとナイロンに入ったおしぼりにナイロンに入ったフォーク、スプーン、おはしが、ナイロンの袋に仕分けされて手渡されるなんて、サンフラの人がみたらひっくり返るんじゃないかな。でもその一方で、紙は本当に容赦なく使う。ふきんの文化がないから、濡れた手を拭くのも、食器を拭くのも、口を拭うのも毎回全部大量のペーパータオル。本当になんでそんなに使うの?ってくらいに、容赦なく使う謎

 

③なのに紙製品がめっちゃ高い

すっごいたくさん紙を使うくせに、紙製品が軒並み高い。たとえばトイレットペーパーは6ロールで$10(1100円くらい)越えてくるし、生理用品もだいたい日本の3〜5倍の値段はする。もちろん雑に使っているキッチンペーパーやティッシュペーパーだって、普通のやつで日本の高級ティッシュくらいの値段がする。もちろん質は日本のくものより悪い。なんでなんだろうか、変な国。

 

④ITは進んでるだけで浸透してない

サンフランシスコ、シリコンバレーにいるとは思えないほど、ITは日常生活に浸透していない。東京で言うsuicaのようなCLIPPERカードはiphoneの中には入らないし、改札もすっごくアナログだし、自動販売機やコンビニでは使えず交通費としてしか使用できない。applepayは頑張ってはいるけれど、動作不良が多過ぎて結局時間がかかる。使えないところも以前とても多い。Wi-fiは弱いし不安定、なんでもない日に平気でオフィスビルが停電したりするし、Googleの地図検索では嘘の電車の乗り換えが表示されたりする。日本だったらありえないようなことが結構普通におこってるし、みんなそれに慣れてしまって怒ったりしない。「まぁしかたないね」って笑って過ごしている。なんでだろうか、変な国。

 

⑤リワードとサブスクサービスがえぐい

アメリカ人はlazyだから」と友達は言っていたけど、この国のリワードとサブスクのサービスは本当にえぐい。似たようなサービスが乱立しているなか競合に行って欲しくないからか、囲い込みが半端ない。たとえば、マクドナルドは2つめのバーガーが0.1ドル(15円くらい)になったり、ウーバーは乗ればのるほど安くなるし、生理用品も月間サブスクだといきなりお得なパッケージになったり、最近は洋服のサブスクが流行っている。体型と好みと住んでいる場所、利用シーンを送れば、その月の着まわしサンプルつきワードローブが一式送られてくるというもの。プロのスタイリストが、シーンやトレンドを加味した上で自分のためだけのスタイリスングを届けてくれる、まさにプライベートスタイリストサービス。気に入ったものは買い取れるし、そうでもなければ返却するとまた翌月分の服が届く。「いつも同じ服ね」なんてもう絶対に言われないし、「なんだかセンスいいね」と言われること請け合いなのである。最高か。

 

⑥自分のことは自分(と自分のお金)でやる

この国は自由だったり個人がとても尊重される。つまりは、黙って待っていても誰も構ってくれない。それは上司も自治体も国も同じ。相手のことを慮って先回りして手を差し伸べる、ということはあまりない、だって、相手がどんな人かなんてわかんないから。なので、自分のことは自分で主張する。言わないとわかってもらえないし、というか、分かってもらいないならなんで言わないの?という感じ。その代わり、ちゃんと主張するとそこそこ聞いてもらえる。

 たとえば、ウーバーでピックアップ場所がわかりづらくて迷っていたらドライバーにキャンセルされたとする(よくある)。そうするとキャンセル代として$5請求されるんだけど(なぜかこちら側が)、勝手に向こうがキャンセルしたくせにこっちが払うなんてまったく納得できないので、ウーバーにクレームするとする。そしたら、光の速さで$5キャッシュバックしてくれる。そしてそれがすべてアプリ上で完結する。ものの10秒くらいで。

 たとえばアマゾンの配達はとても雑で、軒先に放置されたりする(これは本当に意味がわからない)すべての配達記録はオンラインで確認できるので、配達完了となっていても手元にとどいていないということもよくある。その場合、アマゾンにクレームを出すと、なんの確認もなくもう一度送ってくれる。やばいよね。宅配信用してなさすぎるし、それでいいのか、アマゾン。だからアメリカのアマゾンは年会費が高いのかとか思ったりする。

 それは郵便局(USPN)だって一緒。とっても大事なワークパーミッションのカードとか、追跡コード無しのパッケージで送ってきたりする。頭おかしい。届いてねーよ!って言ったら、「送ったわ!!」って言われて、「届いてないからゆうとんねん!」ってキレたら、じゃあ再送してあげるから手数料もっかい払ってと言われる始末。でもそこで戦っても仕方ないとみんなあきらめて支払う始末。あぁ彼のワークパーミッションが誰かに悪用されていないことを願う。

 とかとか、本当にきめ細やかなのか雑なのかわからないことが多い。でもゴネ得がすごい。ゴネるが得。英語下手くそでも、こいつめんどくさいなと思わせれば得をする、きっとこれは日本でもアメリカでも、同じだと思う。こうやってアメリカが長いと傍若無人で自己中と言われるようになるんだろうけど、仕方ない。そうじゃないと損をする国なんだな、アメリカって。

 

 

いいところはもちろんたくさんあるけど、国や文化が違うとこんなに違うのね、という感覚を大切にしながら、暮らしています。

それでは、また。